中国式足つぼは中国から来たんだな、ということがわかりますが、リフレクソロジーにおいてはどこが発祥なのかということが明確にはわかっていないのだそうです。
発祥地の候補としては、中国やエジプトなどが挙げられていて、少なくとも4000年以上前のエジプトの壁画に、リフレクソロジーはを施している場面が描かれていたそうなので、そのころにはリフレクソロジーはが存在していたということになります。
このように、現代のリフレクソロジーのベースとなる施術の発祥地においては定かではないのですが、その技術を現代風にアレンジしたのは、アメリカのとある博士です。
20世紀のはじめごろの話のようなので、それだけでも100年以上の歴史があるということがわかります。
その博士がリフレクソロジーの理論に気づいたのは、病院の患者が痛みを抑えるために、手足をベッドなどに押し付けていたことから思いついたのだそうです。
その後研究を続け、足のツボを刺激することで痛みが和らぐだけではなく、不調の改善に繋がるということも発見し、医療に取り組めるようにまとめていきました。
今は足裏のツボはかなり細かく分かれていますが、当時は足裏を縦10本に分けて、そのラインをもとに施術箇所を考えていったのだそうです。
今の足裏のツボだといわれている箇所を考えてみると、その後リフレクソロジツソたちはたくさんの勉強を重ねて、ツボを見つけて行っただということがわかります。
その後、その博士の弟子たちが博士の技術をどんどん広めていき、さらに少しずつ改良されて現在に至っています。
リフレクソロジーはいくつかの流派に分かれていますので、当時リフレクソロジーを広めていた弟子たちが、さらに効果的な施術を発見して、徐々に分かれていったのかもしれません。
リフレクソロジーはイギリス式と中国式とわかれてますが、この話をもとにすると、イギリス式は中国の足つぼマッサージを改良したものではなく、新たに発見した施術であるということになります。
中国式が改良されたものがイギリス式だと理解している方も多いようですので、そういった方からすると目からウロコですよね。
リフレクソロジーについてはまだまだ研究をしていて、より人々を健康にするための技術が磨かれていっています。
今後の施術技術の進歩に期待すると共に、これまでリフレクソロジーをなんとなく受けていたという方は、リフレクソロジーのこうした歴史をちょっと調べてみるのも楽しいかもしれません。
次回以降の施術を違った視点から見れるようになると思います。